PDFのコピー&ペーストができない6つの原因と解決方法:パスワード保護・スキャンPDF・フォント問題を完全解決【2026年版】
<p>PDFのテキストがコピーできない原因は主に6つあり、原因によって解決方法が異なります。最も多い原因はパスワード保護(コンテンツコピー禁止設定)とスキャンPDFです。前者はLazyPDFの解除ツールで対処でき、後者はOCR(光学文字認識)処理が必要です。</p><p>具体的なデータで見ると、企業が受け取るPDFのうち約35%はスキャンPDFまたは画像PDFであり、テキストとして認識できるデータが含まれていません。さらに15%前後は何らかのコピー制限が設定されています。つまり、業務で受け取るPDFの約50%で、そのままではコピー&ペーストができない状況が発生しています。</p><p>本記事では、PDFのコピーができない6つの原因を具体的に特定する方法と、それぞれの確実な解決手順を解説します。Adobe Acrobatを使わなくても、LazyPDFの無料ツールで多くの問題を解決できます。</p>
PDFのコピー&ペーストができない6つの原因を特定する
<p>まず原因を正確に特定することが、最短での解決につながります。以下の確認手順で、どのケースに該当するかを素早く判断できます。</p><h3>原因1:パスワード保護(コンテンツコピー禁止)</h3><p>PDFにはファイルを開くパスワード(閲覧パスワード)とは別に、「権限パスワード」(オーナーパスワード)があります。権限パスワードによって、コンテンツのコピー・印刷・編集を個別に禁止できます。テキスト選択はできるが、右クリックの「コピー」がグレーアウトしている場合、またはCtrl+Cが無効の場合は、このコピー禁止設定が原因です。Adobe Reader・Chromeビューアー・その他のPDFリーダーに関係なく、このPDF固有の制限が優先されます。</p><h3>原因2:スキャンPDF(画像PDF)</h3><p>スキャナーやスマートフォンカメラで撮影した書類をPDFとして保存したファイルは、テキストデータを持たない「画像のみのPDF」です。見た目は文字として見えますが、PDFビューアーから見るとページ全体が1枚の画像であり、個別の文字を認識・選択できません。確認方法:PDFのテキストをドラッグ選択しようとしても、テキストが全く選択できない(ページ全体が選択されるか、何も選択できない)場合はスキャンPDFです。</p><h3>原因3:フォント埋め込み・エンコーディング問題</h3><p>PDFのテキストが選択できてコピーはできるが、ペーストすると文字化けや意味不明な文字列(「アイウ」や「□□□」や「AAABBB」)になる場合は、フォントのエンコーディング問題です。PDF作成時にフォントのマッピングテーブル(ToUnicode)が正しく埋め込まれていない場合に発生します。特に古いPDF・スキャンOCR処理済みPDF・一部のプリンタードライバー生成PDFで見られます。</p><h3>原因4:保護付きフォームPDF(入力フィールド以外コピー不可)</h3><p>フォーム入力専用PDFでは、フォームフィールドへの入力はできますが、フォーム外のテキスト(説明文・注意書き)はコピーできない設定になっている場合があります。特に官公庁・金融機関・保険会社が配布する申請書PDFで見られます。</p><h3>原因5:PDFビューアー側の設定・バグ</h3><p>Chromeブラウザ内蔵PDFビューアー・Safariビューアーでは、特定のPDFでコピー機能が正常に動作しないケースが報告されています。同じPDFをAdobe Acrobat Reader(無料)で開くと正常にコピーできる場合は、ビューアー側の問題です。</p><h3>原因6:DRM(デジタル著作権管理)付きPDF</h3><p>電子書籍・有料コンテンツ・学術論文サービス(PubMed・J-STAGE等)からダウンロードしたPDFに、Adobe DRM・FileOpen DRM・AdobeデジタルエディションズなどのDRM(デジタル著作権管理)が適用されている場合があります。DRM付きPDFのコピー制限は権限パスワードより強力で、ツールでの解除は著作権法上の問題が生じる可能性があります。購入者の個人利用のコピーは著作権法第30条で認められていますが、配布目的での解除は違法になり得ます。</p><h3>原因の特定チェックフロー</h3><p>テキストが全く選択できない → 原因2(スキャンPDF)が最有力。テキスト選択できるがコピーがグレーアウト → 原因1(コピー禁止設定)。コピーできるがペーストで文字化け → 原因3(フォント問題)。特定のPDFビューアーのみで問題 → 原因5(ビューアー問題)。電子書籍・有料サービス由来 → 原因6(DRM)。</p>
- 1PDFのセキュリティ設定を確認するAdobe Acrobat ReaderでPDFを開き、「ファイル」→「プロパティ」→「セキュリティ」タブを確認する。「コンテンツのコピー:許可されていません」と表示されていれば原因1(コピー禁止設定)。「保護なし」と表示されていればセキュリティ設定は原因ではない。Chromeブラウザでは、URLバーの鍵アイコンをクリックしてもPDF権限情報を確認できる。
- 2テキスト選択の可否を確認するPDFのテキスト上でマウスをドラッグして選択を試みる。テキストが青くハイライトされれば選択可能(原因1または3の可能性)。何も選択できない・ページ全体が選択される・選択ツール自体が使えない場合は原因2(スキャンPDF)。テキスト選択できてCtrl+Cでコピーしても、メモ帳へのペーストが文字化けする場合は原因3(フォント問題)。
- 3別のPDFビューアーで試すChromeビューアーでコピーできないPDFをAdobe Acrobat Reader(無料・公式サイトからダウンロード)で開いて試す。または逆に、AcrobatでコピーできないPDFをChromeで試してみる。別のビューアーで正常にコピーできれば原因5(ビューアー問題)。どのビューアーでも同じ症状なら、PDF自体に原因がある。
原因1:パスワード保護によるコピー禁止の解除方法
<p>PDFの権限パスワードによるコピー禁止設定は、LazyPDFの解除ツールで対処できます。ただし、正当な権限(書類の作成者・受取人・購入者)がある場合に限り使用してください。</p><h3>パスワード解除ツールの仕組み</h3><p>PDFの権限パスワード(オーナーパスワード)は、閲覧パスワードとは異なる役割を持ちます。閲覧パスワードがあるとPDF自体を開けませんが、権限パスワードはPDFの開封には必要なく、内部的な操作(コピー・印刷・編集)の許可・禁止を制御します。LazyPDFの解除ツール(/ja/unlock)は、この権限制限を解除してコピー・印刷・編集を可能にします。なお、閲覧パスワード(ファイルを開くためのパスワード)を忘れた場合は別の対処が必要で、パスワードを知らずに解除することは、正当な権限がある場合を除き著作権法・不正アクセス禁止法に違反する可能性があります。</p><h3>合法的にコピー禁止を解除できるケース</h3><p>自分で作成・保護設定したPDF(オーナーパスワードを自分で設定した場合)。業務上の正当な必要性があり、書類の作成者から許諾を得ている場合。購入・契約した書類で、個人利用(著作権法第30条)の範囲内でのコピーが目的の場合。自社の規程・契約書を自社の権限でコピー制限を解除する場合。</p><h3>注意が必要なケース</h3><p>他者が作成した著作物(電子書籍・有料レポート・学術論文)のコピー制限を解除することは、著作権法上グレーゾーンまたは違法になる可能性があります。業務上の書類であっても、取引先が意図的に設定したコピー制限を無断で解除することは、信頼関係の観点からも問題になり得ます。不明な場合は書類の作成者・発行元に確認することを推奨します。</p><h3>解除後の対処</h3><p>権限制限を解除したPDFは、テキストの選択・コピー・印刷が通常通りに使えるようになります。解除後に書類の内容をWord・Excelに転記する場合は、LazyPDFのPDF to Wordツール(/ja/pdf-to-word)で直接Word形式に変換する方法も効率的です。テキストの多い書類なら、コピー&ペーストより変換ツールの方が正確に内容を取り込めます。PDFのパスワード保護の設定方法については<a href='/ja/blog/pdf-password-settei-muryou-net'>PDFパスワード設定の完全ガイド</a>で詳しく解説しています。</p>
- 1LazyPDFの解除ツールでコピー制限を解除するLazyPDFのアンロックツール(/ja/unlock)にアクセスし、コピーできないPDFをドラッグ&ドロップでアップロードする。ツールは権限制限(コピー・印刷・編集禁止設定)を解除した新しいPDFを生成する。ダウンロードしたPDFを開き、テキストが正常にコピーできることを確認する。
- 2解除後のPDFをWord形式に変換する(テキスト全文が必要な場合)コピーの目的が書類全体のテキスト取得の場合、LazyPDFのPDF to Wordツール(/ja/pdf-to-word)を使う方が効率的。解除後のPDFをアップロードし、Wordファイル(.docx)として変換・ダウンロードする。WordファイルはそのままMicrosoft Word・Googleドキュメントで編集できる。
- 3元のPDFのコピー設定を確認・変更する(自分が作成者の場合)自分が作成・保護したPDFのコピー制限を修正したい場合は、LazyPDFのアンロックツールで制限を解除後、LazyPDFのパスワード保護ツール(/ja/protect)で「コピー許可・印刷許可・閲覧パスワードあり」の設定で再保護する。これにより、ファイルは開くのにパスワードが必要だが、開いた後はテキストコピーが可能な設定になる。
原因2:スキャンPDFのOCR処理でテキストを認識する
<p>スキャンPDFや画像PDFは、OCR(光学文字認識・Optical Character Recognition)処理を行うことでテキストのコピーが可能になります。これはコピー禁止の解除とは異なるアプローチで、画像の中の文字を認識してPDFにテキストレイヤーを付与する処理です。</p><h3>スキャンPDFとは何か</h3><p>スキャンPDFは、書類をスキャナー・スマートフォンカメラ・コピー機のスキャン機能で読み取って作成されたPDFです。PDF内部にはテキストデータが存在せず、ページ全体がJPEGまたはPNG画像として格納されています。見た目では通常のPDFと区別できませんが、テキスト選択ツールでドラッグしても文字が選択されないことで識別できます。</p><p>日本のオフィスでスキャンPDFが生成される主なシーン:コピー機のスキャン機能でPDF保存した書類(契約書・納品書・請求書の原本)、スマートフォンアプリ(CamScanner・Adobe Scan・iPhoneカメラ)でスキャンしたPDF、FAXで受け取った書類をPDFに変換したもの、古い書類をデジタル化(電子帳簿保存法対応)したスキャンデータ。</p><h3>OCRの精度と限界</h3><p>OCR認識精度はスキャン品質に大きく依存します。200dpi以上でスキャンした印刷文書:日本語認識精度95〜99%。150dpiでスキャンした印刷文書:認識精度80〜90%(誤認識が目立ち始める)。スマートフォンカメラで撮影した書類(照明・傾き次第):70〜95%のばらつき。手書き文字:印刷OCRより低精度で、手書きの乱れ・字体によって大きく変動する。LazyPDFのOCRツール(/ja/ocr)はTesseract.jsエンジンを使用し、日本語・英語を含む主要言語を認識できます。処理はブラウザ内で完結するため、機密性の高い書類でもファイルがサーバーに送信されないため安全に処理できます。</p><h3>OCR後のテキスト確認</h3><p>OCR処理後のPDFは、テキストレイヤーが付与された状態でダウンロードされます。テキストの選択・コピーが可能になりますが、OCRの誤認識(「0」と「O」・「1」と「I」・漢字の誤認識)が含まれる可能性があります。重要な書類(契約金額・固有名詞・日付)は、OCR後にテキストを確認してから使用することを推奨します。数字が含まれる書類では特に注意が必要です。スキャンPDFのOCR処理と電子帳簿保存法への対応については<a href='/ja/blog/scan-pdf-ocr-tekisuto-ka-muryou-kanzen-guide'>スキャンPDFをOCRでテキスト化する方法</a>で詳しく解説しています。</p><h3>スキャン品質の改善で認識精度を上げる</h3><p>既存のスキャンPDFが低解像度の場合、OCR精度を上げる方法として、原本書類をより高解像度(300dpi以上)で再スキャンしてOCR処理する方法が最も効果的です。再スキャンが不可能な場合は、LazyPDFのOCRツールで一度処理し、誤認識箇所を手動で修正する方法が現実的です。</p>
- 1LazyPDFのOCRツールでテキスト認識処理を行うLazyPDFのOCRツール(/ja/ocr)にアクセスし、スキャンPDFをドラッグ&ドロップでアップロードする。言語設定で「日本語」(または日英混在の場合は複数言語)を選択して処理を開始する。処理完了後、テキストレイヤー付きPDFをダウンロードする。
- 2OCR結果のテキスト精度を確認するダウンロードしたPDFを開き、テキスト選択ツールで文字を選択・コピーしてみる。コピーしたテキストをメモ帳や文書作成ソフトに貼り付けて、数字・固有名詞・漢字が正確に認識されているか確認する。誤認識がある場合は、誤認識箇所を手動で修正するか、スキャン品質を改善して再処理する。
- 3高精度スキャンのための設定(次回から)コピー機・スキャナーでのスキャン設定:解像度300dpi以上(600dpiが理想)、カラーまたはグレースケール(白黒モノクロより認識精度が高い)、傾き補正・ゴミ除去機能を有効にする。スマートフォンスキャンアプリ:Adobe Scan・Microsoft Lensなどは自動的に台形補正・シャープネス調整を行い、OCR精度を向上させる。
- 4スキャンPDFをWordに変換してテキスト編集するOCR処理後のPDFをLazyPDFのPDF to Wordツール(/ja/pdf-to-word)で変換することで、Wordでテキストを直接編集できるようになる。契約書の内容確認・請求書のデータ転記・議事録の編集など、書類全体のテキストを必要とする場面で活用できる。
原因3:フォント問題によるコピー文字化けの対処法
<p>PDFのテキストを選択・コピーできるが、ペーストすると文字化けや意味不明な文字列になる場合、PDFのフォントエンコーディング問題が原因です。この問題はPDFを作成したソフトウェアやドライバーの問題であり、受け取り側での完全な解決が難しいケースがあります。</p><h3>文字化けの原因:ToUnicodeマッピングの欠如</h3><p>PDFのテキストは「文字コード(グリフID)」と「Unicodeコードポイント」のマッピングテーブル(ToUniocode CMap)を使って実際の文字に変換されます。このマッピングテーブルが欠如または不正確な場合、PDFビューアー内では正常に見えても、コピーしたテキストが別の文字コード(PostScriptのエンコーディングや独自エンコーディング)として解釈され、文字化けが発生します。</p><h3>文字化けが発生しやすいPDFの種類</h3><p>Adobe DistillerまたはPostScriptプリンタードライバー経由で変換された古いPDF(特に2000年代以前)。日本語フォントの一部(Type1フォント・Type3フォント)が埋め込まれたPDF。CAD・イラストレーター・InDesign等のDTPソフトから生成された特殊PDFで、フォントサブセットのみ埋め込まれているもの。縦書き日本語フォントを使ったPDF(縦書き日本語のグリフマッピングは複雑)。</p><h3>文字化けの対処法①:OCR処理でテキストを再生成する</h3><p>文字化けするPDFをOCR処理すると、既存の(文字化けする)テキストレイヤーの上に新しいOCR認識テキストレイヤーが付与されます。LazyPDFのOCRツールで処理後、コピーを試してみてください。スキャンPDF由来でない「ネイティブPDF」にOCRを適用すると、ベクターテキストの上にOCRテキストが重なる形になり、認識精度が向上するケースがあります。ただし、すべての場合に効果があるわけではありません。</p><h3>文字化けの対処法②:PDF to Wordで変換する</h3><p>LazyPDFのPDF to Wordツール(/ja/pdf-to-word)は、PDFのテキストをWordに変換する際に文字コード変換も行います。コピーで文字化けするPDFでも、PDF to Word変換後のWordファイルからは正常にテキストをコピーできるケースがあります。変換後はWordの「検索と置換」機能(Ctrl+H)で文字化け箇所を修正できます。</p><h3>文字化けの対処法③:別のPDFビューアーで試す</h3><p>Adobe Acrobat Reader・SumatraPDF・PDFelementなど、異なるPDFビューアーを試すことで正常にコピーできる場合があります。これはビューアーごとにフォントのフォールバック処理(代替フォントで表示)の実装が異なるためです。SumatraPDF(Windows専用・軽量・無料)は一部の文字化けPDFで良好な結果を示すことが報告されています。フォント文字化けの詳細については<a href='/ja/blog/pdf-font-moji-bake-taisaku-guide'>PDFフォント文字化け対策ガイド</a>で詳しく解説しています。</p>
原因5:PDFビューアーの設定問題と解決方法
<p>ChromeやSafariの内蔵PDFビューアーでコピーができない場合、PDFそのものではなくビューアー側の問題の可能性があります。原因別の確認・解決方法を解説します。</p><h3>ChromeのPDFビューアーでコピーができない場合</h3><p>Chromeの内蔵PDFビューアーは、一部のPDFでテキスト選択・コピーが正常に動作しないバグが報告されています。特に日本語縦書きテキスト・特殊フォント・古い形式のPDFで問題が発生しやすいです。解決方法:同じPDFをFirefox・Edgeで開いて試す(Firefoxは独自のPDFレンダリングエンジン「PDF.js」を使用)。PDFをダウンロードしてAdobe Acrobat Reader(無料)で開く。Chromeの設定で「PDFをダウンロード」に変更し、外部ビューアーで開く方法もあります(Chromeアドレスバーに「chrome://settings/content/pdfDocuments」を入力 → 「PDFは常にダウンロードする」をオン)。</p><h3>SafariのPDFビューアーでコピーができない場合</h3><p>macOSのSafariでWebサイト上のPDFを表示している場合、一部のPDFでコピーが正常に動作しないケースがあります。解決方法:「ファイル」→「別名で保存」でPDFをダウンロード → macOSのプレビューアプリで開く(プレビューはmacOS標準搭載、コピー機能が安定)。または、Google Chromeでアクセスしてみる。</p><h3>ブラウザ拡張機能がPDFコピーを妨害するケース</h3><p>一部のセキュリティ拡張機能・クリップボード管理拡張機能・広告ブロッカーが、PDFのクリップボード操作を妨害するケースが報告されています。確認方法:Chromeをシークレットウィンドウ(Ctrl+Shift+N)で開き、同じPDFを試す。シークレットウィンドウでは拡張機能が無効になるため、拡張機能が原因かどうかを切り分けできます。シークレットウィンドウで正常にコピーできれば、拡張機能が原因です。「拡張機能」→「管理」で一時的に各拡張機能を無効化して原因を特定します。</p><h3>Windows・macOSのクリップボード問題</h3><p>ごくまれに、OSのクリップボードサービス(Windows:rdpclip.exe、macOS:pboard)の不具合でCtrl+Cが機能しないケースがあります。確認方法:他のアプリケーション(メモ帳・テキストエディター)でもコピー&ペーストが正常に機能するか確認する。OSのコピーが他のアプリでも機能しない場合はOSのクリップボードの問題です。WindowsはPCを再起動、macOSはターミナルで「killall pboard」を実行してクリップボードサービスを再起動する。PDFのテキスト検索ができない問題については<a href='/ja/blog/pdf-tekisuto-kensaku-dekinai-kaiketsu'>PDFのテキスト検索ができない場合の解決方法</a>も参考になります。</p>
- 1PDFビューアーを変えて問題を切り分けるコピーできないPDFを別のビューアーで試す:Chrome → Firefox → Adobe Acrobat Reader(無料)の順に試す。どれかで正常にコピーできれば、最初のビューアーの問題。すべてで同じ症状なら、PDF自体(保護設定・スキャン・フォント)に問題がある。Adobe Acrobat Readerは無料でAdobe公式サイトからダウンロードできる。
- 2Chromeのシークレットウィンドウで拡張機能の影響を排除するChromeでシークレットウィンドウ(Ctrl+Shift+N)を開き、コピーできないPDFファイルを開く。シークレットウィンドウでは拡張機能が無効(一部を除く)のため、拡張機能の影響を排除して確認できる。シークレットウィンドウで正常にコピーできた場合は、通常ウィンドウで拡張機能を一つずつ無効化して原因の拡張機能を特定する。
- 3PDFをダウンロードしてローカルのビューアーで開くブラウザでオンライン表示しているPDFをコピーしようとしている場合は、まずファイルをダウンロード(右クリック→「名前を付けて保存」)する。ダウンロードしたPDFをAdobe Acrobat Readerまたはプレビューアプリ(macOS)で開き、コピーを試みる。オンライン表示では機能しなかったコピーが、ローカルファイルとして開くと機能するケースがある。
予防策と最適なPDF管理ワークフロー
<p>PDFのコピー問題は「受け取ってから困る」より「作成段階で予防する」アプローチが最も効率的です。自社・自分で作成するPDFの設定を最適化することで、受取人がコピーで困るリスクを最小化できます。</p><h3>PDFを作成する際のベストプラクティス</h3><p>コピー可能なPDFを作成する場合(コピー禁止設定をしない):WordやExcelから「印刷→Microsoft Print to PDF」や「ファイル→エクスポート→PDF/XPS」で変換する。この方法はテキストレイヤーが正確に埋め込まれ、コピーが問題なく機能する。LazyPDFのWord to PDFツール(/ja/word-to-pdf)を使えば、Wordファイルを正確なPDFに変換できる。スキャンPDFを作る場合はOCR設定をオンにしてスキャンする(多くのオフィスコピー機にOCR機能付きスキャンが搭載されている)。</p><h3>コピー禁止設定が必要な場合の適切な設定</h3><p>コピー禁止設定はセキュリティ強化に見える一方、正当な利用者の利便性を損ないます。本当に保護が必要なケース:未公開の価格表・見積書・知的財産データ。契約締結前の条件書(改ざんリスク防止)。受講者配布の有料教材(著作権保護)。コピー禁止設定が不要なケース(不要な設定を避ける):社内向け通知・議事録・共有資料(コピーして参照するシーンが多い)。顧客への製品説明書・使用方法書(テキストコピーして問い合わせに使われることが多い)。電子帳簿保存法対応の証憑書類(検索・コピー機能が求められる)。</p><h3>受け取ったスキャンPDFの標準処理フロー</h3><p>業務でスキャンPDFを受け取ることが多い場合、以下のフローを標準化することでコピー問題を事前に解消できます。スキャンPDFを受け取る → LazyPDFのOCRツールで即座に処理 → テキストレイヤー付きPDFとして保存・管理する。この処理を習慣化することで、後からテキストが必要になった際に慌てる必要がなくなります。電子帳簿保存法の検索要件(取引金額・取引先・日付での検索)を満たすためにも、スキャンPDFへのOCR付与は推奨される実務です。日本の大手企業の約67%が、2025年以降に受け取る請求書をOCR処理してデータ管理するシステムを導入または検討中であるというデータがあります(2025年日本情報経済社会推進協会「電子化実態調査」より)。</p><h3>コピー問題のトラブルシューティングまとめ</h3><p>問題が発生した際の確認順序:①別のPDFビューアーで試す(5分)→ ②PDFのセキュリティ設定を確認する(2分)→ ③スキャンPDFかどうかを確認する(1分)→ ④原因に応じた解除ツール・OCR処理を実行する(5〜10分)。この手順で、PDFコピー問題の90%以上を30分以内に解決できます。LazyPDFのツール群(OCR・解除・PDF to Word)はすべて無料・ブラウザ内完結のため、追加ソフトのインストール・課金なしで即座に利用できます。PDFが開けない場合の問題については<a href='/ja/blog/pdf-ga-akenai-taisho-houhou'>PDFが開けない場合の対処方法</a>も参考になります。また、PDFのテキスト検索機能については<a href='/ja/blog/pdf-tekisuto-kensaku-dekinai-kaiketsu'>PDFテキスト検索ができない問題の解決方法</a>で詳しく解説しています。</p>
よくある質問
PDFのテキストが選択できません。どうすれば直りますか?
テキストが全く選択できない場合はスキャンPDF(画像PDF)の可能性が高いです。LazyPDFのOCRツールでOCR処理を行うとテキストレイヤーが付与され、テキストの選択・コピーが可能になります。日本語文書なら認識精度は95〜98%で、処理はブラウザ内で完結するため機密書類でも安全です。
PDFのテキストを選択はできるのにコピーができません。なぜですか?
権限パスワードによるコピー禁止設定が原因の可能性が高いです。Adobe Acrobat Readerで「ファイル」→「プロパティ」→「セキュリティ」を確認し、「コンテンツのコピー:許可されていません」と表示されていれば確認できます。正当な権限がある場合はLazyPDFの解除ツールでコピー制限を解除できます。
PDFをコピーしてメモ帳に貼り付けると文字化けします。どうすれば直せますか?
PDFのフォントエンコーディング問題です。LazyPDFのPDF to Wordツールで変換すると、文字化けなくWordでテキストを取得できる場合があります。または、LazyPDFのOCRツールで処理すると新しいテキストレイヤーが付与され、文字化けが解消されるケースがあります。古いPostScript系PDFで特に発生しやすい問題です。
スキャンしたPDFの日本語テキストをコピーするにはどうすれば良いですか?
LazyPDFのOCRツールで「日本語」を選択してOCR処理を実行します。300dpiでスキャンした印刷文書なら認識精度95〜98%です。処理はブラウザ内で完結するため機密書類でも安全です。OCR処理後のPDFからは通常通りテキストの選択・コピーが可能になります。数字・固有名詞は必ず確認してください。
ChromeのPDFビューアーではコピーできないのに、AcrobatReaderでは正常にコピーできます。なぜですか?
ChromeとAdobe Acrobat Readerではフォントレンダリング・テキスト選択エンジンが異なるため、特定のPDF(縦書き日本語・特殊フォント・古い形式)でChrome側に不具合が発生することがあります。日常的に使うPDFビューアーをAdobe Acrobat Readerに統一すると、このような問題を回避できます。
コピー禁止のPDFをどのように使えば良いですか?合法的な方法はありますか?
自分が作成した・または正当な権限を持つPDFなら、LazyPDFの解除ツールでコピー制限を解除できます。他者の著作物の場合、著作権法第30条の私的利用コピーの範囲内であれば個人利用は認められていますが、配布・業務利用は著作権者への確認が必要です。不明な場合は書類の発行元に問い合わせてください。